感染症情報(今、流行している病気)㊻|はすい小児科|大日駅の小児科、アレルギー科

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医療コラム

感染症情報(今、流行している病気)㊻|はすい小児科|大日駅の小児科、アレルギー科

感染症情報(今、流行している病気)㊻

【11月25日~12月1日】までの間、はすい小児科で診断した感染症の人数です。

マイコプラズマ感染症 11人

② インフルエンザA 7人、感染性胃腸炎 7人

④ 溶連菌 4人

⑤ RSウイルス 2人、手足口病 2人

⑦ ヒトメタニューモウイルス 1人

マイコプラズマについてお母さんから質問されることが多くなりました。2つ紹介します。①他院で「マイコプラズマ肺炎」と言われました。レントゲンを撮っていないのに、なぜ肺炎と言われたのでしょうか?➡答え:マイコプラズマの病原体の正式名称は肺炎マイコプラズマ(mycoplasama pneumoniae)です。病原体の名前にすでに「肺炎」が入っているんです。そのため肺炎になっていなくても「マイコプラズマ肺炎」と呼びます。「マイコプラズマ肺炎」「マイコプラズマ感染症」は同じと意味です。②「マイコプラズマの検査は感度が悪いので検査はしません。」と他院でいわれましたが、本当でしょうか?➡答え:喉(のど)からの抗原検査のマイコプラズマ陽性率は70~80%です。検査をする価値は充分あると思います。当院では「2~3秒間、しっかり喉をこする」「検査の前に2~3回咳をしてもらう」」等の工夫をして、さらに精度を高めています。抗原検査キットが不足している時は血液検査から診断できます。朝晩の冷え込みで咳をする人も多いので検査で正確に診断することをおすすめします。ただ、2~3週前に兄弟がマイコプラズマに感染していた場合は検査せずに薬を処方することもあります。