感染症情報(今、流行している病気)129
【7月13日~19日】までの間、はすい小児科で診断した感染症の人数です。
① 急性呼吸器感染症(発熱、咳などの呼吸器症状はあるが抗原検査は陰性)44人
➁ 手足口病 15人
③ ヘルパンギーナ 11人
④ 感染性胃腸炎 10人
⑤ ヒトメタニューモウイルス 4人
⑥ 溶連菌 3人
⑦ RSウイルス 2人、アデノウイルス咽頭炎 2人
⑨ 突発性発疹症 1人
手足口病の人数は減ってきました。今週から夏休みになりました。小学6年生~高校1年生までの女子のみなさん!「夏休みの間にHPVワクチン(子宮頸がん)を是非、接種しましょうネ。」HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンと子宮頸がんについて一般の方が知らない大事な事実を5つ紹介します。① 子宮頸がんの95%以上はHPVというウイルス感染が原因です。この関係を発見したドイツのハラルド・ツア・ハウゼン博士は2008年にノーベル医学生理学賞を受賞しました。現代医学において原因が解明された唯一のがんです。② HPVはだれもが感染の可能性がある、ありふれたウイルスです。海外の報告では異性との性体験のある女性の85%が感染していました。HPVに感染しても多くは自然に排除されますが、排除されずに感染が持続すると子宮頸がんだけでなく、肛門がん、中咽頭がん、尖圭コンジローマなどの病気の原因にもなります。③ 多くのがんは高齢になると発症しやすくなりますが、子宮頸がんは20歳代から上昇し、40歳代でピークになります。出産や子育てをしている世代のお母さんが、小さいお子さんを残して亡くなるため「マザーキラー」と呼ばれています。④ 国がワクチン接種を積極的に勧めることを中断していた時期もありましたが、2022年4月から厚生労働省は「予防接種を受けるように努めなければならない」ワクチンとして推奨しています。接種する女性はすこしづつ増えています。現在、ほぼ50%の接種率と推定されています。⑤ 「ワクチンを打たなくても子宮頸がん検診をうければ大丈夫」➡ これは間違いです。医療関係者でもよく間違える先生がいます。子宮頸がんの検診は大事ですが、毎年検診を受けていても16型や18型のHPVによる子宮頸がんはすでに進行して発見されるケースがあります。検診で子宮頚がんが見つかって「手術でがんを取ったから、それで終わり」ではなく、その後も長い間、不安と隣り合わせの生活が続きます。術後にリンパ浮腫、排尿障害、尿失禁などの後遺症で悩んでいる女性も多数おられます。治療より予防ですネ。10年前、ワイドショーで放映されたワクチン副反応の影響で接種を躊躇している保護者の方はまだ多くおられます。その記憶が残っていれば不安になるのは当然です。蓮井は「ワクチンを接種していない人たちにも同様の症状が同程度の割合で認められており、HPVワクチンとの因果関係は否定されています。」と説明しています。この夏、一人でも多くの方がHPVワクチンを接種し、子宮頸がんにならないことを望んでいます。