感染症情報(今、流行している病気)70
【5月12日~18日】までの間、はすい小児科で診断した感染症の人数です。
① 急性呼吸器感染症(発熱しているが抗原検査は陰性) 52人
② 感染性胃腸炎 24人
➂ アデノウイルス咽頭炎 4人、溶連菌 4人
⑤ 伝染性紅斑(りんご病) 3人
⑥ 百日咳 2人
⑦ ヒトメタニューモウイルス 1人
今週も百日咳を2人診断しました。はすい小児科では4月から通算5人目です。5歳と8歳のお子さんでした。症状は10秒以上の連続した咳、顔を真っ赤にして咳をする、咳き込み嘔吐等、咳症状が強くでています。見た目は元気なので医療機関に受診するのが遅くなったり、医療機関を受診しても症状を上手に伝えないと検査をされない場合もあります。一番正確な検査は百日咳菌の遺伝子検査です。鼻に細い棒を入れて検査します。百日咳は3種または4種混合ワクチン(2024年から5種混合)を接種すればしっかりと免疫がつきます。しかし、4~5年するとその免疫がだんだん落ちてくるので、5歳以上のお子さんが百日咳に感染しやすくなります。小学校入学前(5歳頃)に3種混合ワクチンを追加で任意接種すると弱まっ百日咳の免疫を回復させることができます。ただ、百日咳の流行で3種混合ワクチンが全国で品薄になり、なかなか入荷できません。必要な時に必要なワクチンを接種できない!!つらいですネ。。