感染症情報(今、流行している病気)55|はすい小児科|大日駅の小児科、アレルギー科

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医療コラム

感染症情報(今、流行している病気)55|はすい小児科|大日駅の小児科、アレルギー科

感染症情報(今、流行している病気)55

【1月27日~2月2日】までの間、はすい小児科で診断した感染症の人数です。

感染性胃腸炎 22人

② ヒトメタニューモウイルス 13人

③ RSウイルス 8人

④ 手足口病 3人

⑤ インフルエンザA 2人、新型コロナ 2人、アデノウイルス咽頭炎 2人

⑧ 溶連菌 1人

感染性胃腸炎とは大半がロタウイルスノロウイルスから感染するウイルス性胃腸炎のことです。他にアデノウイルス、サポウイルス、アストロウイルスが原因のこともあります。ウイルスが混入した吐物や便から手を介して感染します。潜伏期間は1~3日です。蓮井が小児科医になった頃(1980年代後半)、冬はロタウイルス腸炎の入院患者さんで一般病院はあふれていました。一般病室が満床のため事務室を病室にしていた病院もありました。狭い仮の病室で付き添いをしているお母様がとても気の毒でした。今はワクチンのお陰で感染しても軽症です。入院することはほとんどありません。本当にワクチンのお陰です。ロタワクチンさんに心から感謝します❤。あなたのお陰でこども達の苦しみ、お母様方の悲しみを減らすことができました。これからも頼りにしているネ❤❤。3歳までの乳幼児はロタウイルスが多く、年長児や成人になるとノロウイルスの感染が多くなります。注意点:ほとほとんどの胃腸炎ウイルスはアルコール系消毒剤の効果が期待できません。流水・石けんの手洗いをしっかりしてネ!

一方、食べ物から感染する細菌性腸炎(いわゆる食中毒)カンピロバクター、サルモネラ菌、O157(腸管出血性大腸菌)等が原因で、感染性胃腸炎には含めていません。別の機会に詳しく解説しますね。