感染症情報(今、流行している病気)㊶
【10月21日~27日】までの間、はすい小児科で診断した感染症の人数です。
① マイコプラズマ感染症 27人
② 手足口病 10人
③ 感染性胃腸炎 5人
④ ヒトメタニューモウイルス 3人、インフルエンザA 3人
⑥ 溶連菌 2人、アデノウイルス 2人
⑧ RSウイルス 1人、伝染性紅斑 1人、突発性発疹症 1人、ヘルパンギーナ 1人
マイコプラズマ感染症の流行が続いています。7月から当院で診断したマイコプラズマ感染症の患者数が合計、100人を越えました。今まで経験したことのない人数です。厚生労働省からも注意喚起がでています。ただ、重症の人は少なく、はすい小児科では1名だけ入院しました。ネット、テレビでは「歩く肺炎」と説明していますが、これは「ベッドに寝ていなくても、歩ける程、元気な肺炎」という意味です。流行が続いているため、のどをこすってマイコプラズマ菌を調べる「検査キット」が最近、なかなか手に入らなくなってきました。「検査キット」が不足しても発熱のしかた(39℃以上の高熱が持続するより38℃前後の微熱がでたり・引いたりする)と痰の絡まない咳を注意深く診察すれば診断できます。耳鼻科や内科・小児科の医院ではなく小児科専門の医療機関に受診してくださいネ。