感染症情報(今、流行している病気)㊳|はすい小児科|大日駅の小児科、アレルギー科

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医療コラム

感染症情報(今、流行している病気)㊳|はすい小児科|大日駅の小児科、アレルギー科

感染症情報(今、流行している病気)㊳

【9月30日~10月6日】までの間、はすい小児科で診断した感染症の人数です。

① 手足口病 27人

マイコプラズマ感染症 19人

③ 溶連菌 2人

④ RSウイルス 1人、アデノウイルス咽頭炎 1人、感染性胃腸炎 1人

マイコプラズマ感染症は今まで経験したことがない程、多いです。普通のウイルス感染症と違う点は鼻水がなく、3日目頃から咳が強くなることです。高熱(39℃以上)が1日中続くことより、朝は下がるけど、夕方からまた上がるパターンが多いです。37℃台後半の微熱のこともあります。年齢は5歳以上が多いですが、稀に2歳の保育園児も感染しています。入院したお子さんが1名いましたが、元気なお子さんがほとんどです。心配しすぎもよくありませんよ。❤❤

10月2日(水)、門真市保健福祉センターで「HPVワクチン(子宮頸がん予防)、もっと知ろう!もっと語ろう!」という講演をしました。医療機関の先生方、小・中・高校の先生方などが出席していただきました。主な内容は以下の通りです。① 子宮頸がんの95%以上は子宮頸部でのHPV(ヒトパビローマウイルス)の持続感染が原因です。② 定期接種の9価ワクチン(ガーダシル®)で約90%が予防可能です。③ 子宮頸がんはお年寄りの病気でなく、30歳台後半から40歳台前半に多い、若い世代の病気です。④ ワクチン接種後におきた「身体がだるい」「めまい」「関節やからだの痛み」「月経不順」「不眠」など24項目の症状を約3万人に調査した名古屋スタディではワクチン接種者と非接種者に差がなかった。つまり、ワクチンとの因果関係は否定されました。⑤ HPVワクチン接種に最適な年齢は小学6年生。講演のタイトルのようにHPVワクチンを家庭、学校、職場、ご近所で身近な話題にしましょう。「おたくの娘さん、ワクチン打った?」「え、打ったの?大丈夫?」「うちは、怖いからやめとくわ!」なんでもいいですヨ❤❤まず、関心を持ってもらうことが大切ですネ。はすい小児科でのHPVワクチン接種回数を年度別に示します。2017年度 0回、2018年度 3回、2019年度 4回、2020年度 17回、2021年度 43回、2022年度 56回、2023年度 77回、2024年度(4月~9月末まで) 57回。合計257回、接種しました。2024年度は6か月間の集計なので本年度は100回を超えるかもしれません!!少しづつですが、着実に増えていますネ❤❤ありがとうございます。