感染症情報(今、流行している病気)㉘
- 2024年7月28日
- 感染症情報
【7月22日~7月28日】までの間、はすい小児科で診断した感染症と人数です。
① 新型コロナウイルス 16人
② 手足口病 15人
③ ヒトメタニューモウイルス 4人
④ 感染性胃腸炎 3人
⑤ RSウイルス2人、ヘルパンギーナ 2人
⑦ 溶連菌 1人、マイコプラズマ 1人、インフルエンザA 1人
マイコプラズマ感染症は今まで4年周期でオリンピックのある年に流行を繰り返すので「オリンピック病」と言われたこともありました。最近、この周期は崩れて、2016年(リオ五輪)以降は流行がありません。しかし、今年は全国的に報告数が増えています。症状は発熱と「乾いた咳」です。痰がからむことはあまりなく、発熱が続いても元気なことが多いです。3歳未満が感染することは少なく、5歳以上のお子さんに多くみられます。のどから綿棒で検査します。
手足口病の原因ウイルスは1つだけではありません。今年はコクサッキーA6が多いですが、エンテロウイルス71、コクサッキーA10、コクサッキーA16からも感染します。そのため2回目の感染のお子さんもおられます。