感染症情報(今、流行している病気)80
【7月22日~27日】までの間、はすい小児科で診断した感染症の人数です。
① 急性呼吸器感染症(発熱、咳などの症状はあるが、抗原検査は陰性)31人
② ヘルパンギーナ 11人
③ 感染性胃腸炎 9人
④ RSウイルス感染症 3人、溶連菌 3人、手足口病 3人、伝染性紅斑 3人
⑧ アデノウイルス咽頭炎 2人
⑨ 咽頭結膜熱 1人、新型コロナウイルス 1人、百日咳 1人
成人の新型コロナウイルスが少しづつ増加しています。今後、小児も増えてこないか心配です。今週も百日咳が1人でました。8歳の女の子でした。はすい小児科では4月から通算15人目になります。国立健康危機管理研究機構の発表では、全国で毎週3,000人以上の百日咳が発生しており、2025年1月から延べ43,728人の患者数になりました。2024年の百日咳患者数は4,096人だったのですでに10倍以上に増えています。はすい小児科では検査した人の半分以上が陽性になっています。これはびっくりするほどの陽性率の高さです。相当数の患者さんがまだまだ、発見されていない可能性があります。百日咳は小学生以上の年長児や成人に多く、熱がなく元気なので医療機関に行かずに自然に治っている人も多いと思います。ただし、2か月未満の赤ちゃん(生後2か月から百日咳のワクチンが入っている5種混合ワクチンを接種します)が感染すると死亡してしまうこともあります!!自分の病気を治すことよりも他人(特に赤ちゃん)にうつさないためにしっかりと検査・治療する必要があります!!