感染症情報(今、流行している病気)54
【1月20日~26日】までの間、はすい小児科で診断した感染症の人数です。
① 感染性胃腸炎 20人
② ヒトメタニューモウイルス 13人
➂ インフルエンザA 6人
④ RSウイルス 5人
⑤ 新型コロナ 2人、アデノウイルス咽頭炎 2人
⑦ マイコプラズマ感染症 1人、突発性発疹症 1人、ヘルペス性歯肉口内炎 1人
ヒトメタニューモウイルス感染症が増えてきました。1~3歳のお子さんが感染することが多いですが、小学生や大人も感染します。お母さんや6か月未満の赤ちゃんに感染することもあります。高熱が4~5日、咳と鼻水は一週間程続きます。気管支炎や肺炎で入院することもあります。小児科専門でない医療機関(内科・小児科、耳鼻科)では検査ができない場合があります。必ず、小児科専門医のクリニックに受診してくださいネ❤❤。
高熱があってもインフルエンザ、アデノウイルス、新型コロナウイルスなどすべての検査が陰性の事がよくあります。お母様から「じゃあ、一体なんなんですか??」とよく聞かれます。蓮井の回答→「検査のできない高熱をだすウイルスは一杯ありますヨ!!検査ができるのは発熱をおこすウイルスの半分くらいです。残りの半分は検査できません。」ライノウイルス(一番多い)、パラインフルエンザウイルス(インフルエンザとは別です)、コロナウイルス(新型ではなく、昔からある)、エコーウイルス、コクサッキーウイルスなどです。原因ウイルスを知ることも大事ですが、発熱が4日以上続く時は肺炎や中耳炎の合併症がないかの診察、細菌合併症がないかの血液検査が必要になります。わからないことは遠慮なく診察の時に聞いてネ❤❤。